It's my own Invention

有象無象のひとりごと

【SVシングルS15最高R2039, 最終R2014-353位】ポリ2軸対面トリル回顧録

 

 7世代以来”5年ぶり”にレート2000を達成したので記事更新。

 

 

【使用構築】

 

【構築経緯・コンセプト】

 7世代の頃に擦り続けたHCベーストリル3ウェポン型のポリ2を使用したいと考え、ポリゴン2から組み始めた。このポケモンの強みを考えたところ、前シーズンに数を増やしたブリジュラス入り対面構築にかなり有利であると感じた点から構築をスタート。

 トリックルームを使用する場合、トリルターン継続中に多くの相手を縛れる高火力アタッカーが欲しいのでその相方を探した。結果、ポリゴン2と相性補完が取れ、受け出しもしやすい駒としてHAベース鉢巻カイリューの使用感が良かったため採用。

 また、トリックルーム展開を成功させるためには”相手の頭数を減らしてから展開を開始する”ことが重要である。そこで、幅広いポケモンと打ち合え、1-1以上を狙える駒を探したところ、カウンター採用襷連撃ウーラオスが丁度合致していたため初手要因として採用。

 ここまでの3体を基本選出として対戦をしていたところ、特にタケルライコ入りやあくびガチグマ入りの構築との対戦に厳しさを感じた。そこで、縦の並びとしての汎用性を損なわずにこれらの構築と打ち合える並びとして、HBDベースカバルドン+HCSベース瞑想身代わりハバタクカミを採用。

 最後に、ママンボウ+パオジアンやドヒドイデ+ディンルーのような環境に多かった受け回しを崩せる駒として、身代わり悪巧みサーフゴーを採用し、構築が完成した。

 

 

【個別解説】

 

ポリゴン2@しんかのきせき テラスタイプ:ゴースト 特性:ダウンロード

191(244)-x↓-112(12)-172(252↑)-115-80

れいとうビーム シャドーボール 10まんボルト トリックルーム

 

 構築の組み始め。現環境において、トリックルームを展開しながら自身が高火力アタッカーとしての機能も果たせる唯一の性能を有している(と考えている)。

 ゴーストテラスで採用することで水ウーラオス対面も拾えるほか、特にブリジュラス入りに対して強く出られる点がこのポケモンの強みだった。初手でブリジュラスを削りながらポリゴン2を後発で繰り出すことで、Cを上昇させつつトリックルームを発動させ、そのまま裏に控えがちなハバタクカミ+連撃ウーラオス等を倒して勝ちまで持って行く展開を再現良く実行できた。

 後述するカイリューにトリルターンを渡して暴れる展開も有力だが、まずはこのポケモンでテラスを切りながらでもターンを使い切り、相手を詰め切る展開を考える方が勝ちやすいと感じた。

 7世代環境で使っていたと構築経緯に記載したが、当時参考にしたのはこの構築だったと記憶している。原案はれいとうビームではなくトライアタックを採用しており、昔使っていた頃は自身もトライアタックで採用していた。現世代でも使用当初はトライアタックで採用していたが、HDベースのランドロスやポリ2の前でテラスを切らずに動いてくるカイリューが多すぎたため、れいとうビームに変更した。テラスを切ってこないガチグマにもかなりのダメージを与えられたため、この変更は成功したと感じている。

jillpoke.blog.fc2.com

 

 

カイリュー@こだわりハチマキ テラスタイプ:ひこう 特性:マルチスケイル

185(148)-204(252↑)-115-×↓-120-114(108)

テラバースト じしん アイススピナー しんそく

  

 初手に置いてもトリル下で動かしても強い枠。トリルエース想定であったが、初手置き性能も確保したいためある程度Sを伸ばした。ポリゴン2が苦手とするオーガポンに強いため、並びとしての相性が良かった。

 テラバースト/じしん/しんそくで技構成は概ね完結している。後の1枠はげきりん等が採用されがちであるが、今回はランドロスを重く見てアイススピナーを採用した。アイススピナーに関して、ランドロス対面でいかくが成立した時点でクリアチャーム型ではないため切られがちだったのか、よく通った印象。フィールド展開系構築に抗う意図もある。

 配分の参考元は以下の記事。

beii.hatenablog.com

 

 

ウーラオス (連撃) @きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 特性:ふかしのこぶし

191(124)-200(252↑)-131(84)-×↓-81(4)-123(44)

すいりゅうれんだ インファイト カウンター アクアジェット

 

調整意図

A-特化

HB-A189パオジアンのサイコファング+ふいうちの瀕死率約3%

D-余り

S-準速70属抜き

 

 初手に投げて1-1交換以上を狙う枠。カウンターを採用するためS振りのメリットが少なく、耐久にある程度努力値を回した。鉢巻パオジアンの悪テラスかみくだくを2回耐えて勝つ試合もあるなど、B振りの恩恵は大きかった印象(相手が特化でも中乱数で耐える)。カバルドンを採用しているためか、初手にオーガポンから入られることがかなり多く、カウンターが良く刺さった。パワーウィップを避けてしまうとその後の択が厳しくなるのだけが難点。

 ”ポリゴン2軸はキノガッサが重くなる”という固定観念があり、見せ合いに居た場合にカバルドン+サーフゴーまで選出が確定するのが渋かったのでS実数値を123まで引き上げたが、流石に環境に殆ど居なかったのでH156-B100振り調整でも良いかもしれない。

 

 

カバルドン@オボンのみ テラスタイプ:はがね 特性:すなおこし

215(252)-132-161(68↑)-×↓-116(188)-67

じしん あくび ステルスロック ふきとばし

 

 ”タケルライコが強すぎる”ため採用した地面枠。ライコ対策のほか、一定数存在した晴れ系統の構築やアローラキュウコン入りにも抗え、ステロあくびループという分かりやすい展開を構築に付与できる点で優秀だった。選出する場合は大体後述のカミとセットだったが、必要に応じてポリゴン2辺りと合わせることもあった印象。構築上の最大の役割は、初手ウーラオス展開を成功させるために見せ合い画面で相手の初手オーガポン、ウーラオス、パオジアン選出を誘導し、カイリューの選出を抑制することにあったと思う。

 配分の参考元は以下の記事。D振りがかなり偉く、フェアリーテラス眼鏡カミのムーンフォースをC187で確定耐え、C205でも瀕死率25%なので対カミの立ち回りに大分余裕がある。

aimaru4218.livedoor.blog

 

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー テラスタイプ:でんき 特性:こだいかっせい

143(100)-×↓-83(60)-167(92)-156(4)-205(252↑)

ムーンフォース シャドーボール みがわり めいそう

 カバルドンと合わせてステロあくび→積みのムーブを形成する駒として採用。原案はいたみわけを採用していたが、あくびガチグマに抗うことを企図してみがわりに変更した。基本的にライコ入りに投げたいと考えており、ライコと同居しがちなハッサムに抗えるようにするべく、じんらいとバレットパンチを共に半減できるでんきテラス個体を使用した。

 参考元は以下の記事。

gunsa-poke.hateblo.jp

 

 

サーフゴー@たべのこし テラスタイプ:ひこう 特性:おうごんのからだ

177(116)-×↓-116(4)-199(220↑)-112(4)-125(164)

シャドーボール きあいだま みがわり わるだくみ

 

 受け回しへの抵抗を図る枠。ドヒドイデ+ディンルーやママンボウ+パオジアン、キョジオーン、受けループ(?)を見たら選出する。2月中旬に"でんそん枠"で見かけ、強そうだったので採用した。

 使い始めはみがわりが残らない状態で鉢巻パオジアンと対面した場合にも勝ち筋が残り、きあいだまの火力が底上げされる格闘テラスで採用していた。最終的には、原案通りディンルーや終盤にかけてちらほらみかけたドオーを完封でき、グライオンにも勝ち筋が残る飛行テラスで使用した。

 選出の汎用性を落とさずに受け回しに勝ち筋を作れる駒として、かなり重宝した。このポケモンきあいだまのおかげでかなり勝率が底上げされていた印象。

 配分の参考元は以下の記事。

densonrainy.hatenablog.com

 

 

【選出パターン】

・ウーラオス+ポリゴン2+カイリュー

 基本選出。Big6系統には大体これ。ウーラオスで相手の初手と打ち合い、2番手にポリゴン2を出してトリックルームを展開して詰めていく。

 

・ウーラオス+カバルドン+ハバタクカミ

 基本選出がしづらい場合の選出。Big6系統にライコが入っている時など。

 

・サーフゴー@2

 対ドヒドイデ+ディンルーやママンボウ+パオジアンなど、種々の受け系統構築に投げる。オーロンゲ入りなどにもサーフゴーを絡めて選出していた。

 キョジオーン入りにもサーフゴーは投げることになるが、S14の6位構築のようなキョジオーン以外が対面に寄った構築に投げると、キョジオーンが選出されていない場合にパワーで負けることになるので、毎回律儀に"選出択の迷宮に閉じ込め”られていた。キョジオーン+ドクガ辺りにはサーフゴーを投げて良いと考えているが、キョジオーン+big6系統には投げない、と割り切っても良いかもしれない。

 

ポリゴン2カバルドン@1

 対晴れ系統など。コータスポリゴン2とカバでマークする。@1はカイリューかハバタクカミ。

 

 基本選出が可能かから考え、厳しければ柔軟に対応する、という形で選出を組み立てていた。

 

【結果】

TNルリ 最高最終2014-353位

TNスカーレット 最高2039/最終1986-662位

 

最終順位

 

 

最高レート、順位

 

 

【感想】

 SVのS11から久しぶりにランクマッチに潜っており、S12, S14と経ての2000到達だった。ある程度勝率が高かったため、最終日に夜通し潜ればもう少し最高到達点は上げられたとも感じているが、翌日も勤務があり体力的に厳しかった。3シーズン続けて2000に届いておらず、2000に乗った段階である程度満足もしていた。

 この並び自体はシーズンの中盤には大体完成していたが、中盤までかなり数が多かったママンパオ系統に対する勝ち筋を増やすため、カイリューサフゴポリ2は固定で電磁波カミ+身代わりビルドラオスの並びを試したりしていたために2000への到達が最終日前日になってしまった点は悔やまれる。終盤にかけて炎ポンが増えており、カウンターウーラオス始動展開が刺さっていることにもう少し早く気づけていれば、最終日までにもう少しレートは盛れていたかもしれない。

 懐かしい型のポリゴン2でシーズンを通じて戦えた点はとても楽しく、非常に有意義なS15を過ごせたと思う。次は2100辺りを目指して潜るかもしれない。

 

 

スペシャルサンクス】

・ハバタクカミを交換してくれたGUMico

 

【S15シングル最高最終2001】成仏リザゲンガー

・使用構築

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・コンセプトおよび構築経緯

構築のコンセプトは、ポリゴン2始動のトリックルーム展開をモロバレルメガゲンガーのギミックによって補完すること。

トリックルーム展開ではリザ―ドンとミミッキュで詰めを行い、モロバレル始動の展開では後攻胞子→ゲンガーで処理→もう一体をメガゲンガーで処理し相手のラスト1枠を残りで処理する、という流れで対戦を進める。

このギミックを採用した理由としては、中盤以降リザグロスミミガッサポリ+崩しやヌオー入りの受け回しが多く感じられたため、これらに安定して勝てる補完の形成が必要と考えたから。

色々考えたが、最終盤になってこのギミックの記事を見つけ(現在非公開)、上で述べた条件を満たす並びであると感じ急遽採用することにした。

最後の枠には、ポリゴン2から展開した場合に不利を取るウルガモスにある程度強く、カプ・テテフの一貫をある程度切れ、ナットドランやバンギラス入りの受け回しに耐性を持ち、先日の森本さんの発言から増加が見込まれたオニゴーリにも強気に出られるガオガエンを採用し、構築とした。

 

・個別紹介

 


リザードンリザードナイトY ひかえめ もうか→ひでり

H252B116C100D4S36

185-x-113-156-106-125

 かえんほうしゃ オーバーヒート ソーラービーム めざめるパワー氷

 

ゲンガー@ゲンガナイト おくびょう のろわれボディ→かげふみ

H140B20C148D4S196

153-x-103-209-116-192

たたりめ みちづれ ほろびのうた まもる

 

ミミッキュミミッキュz いじっぱり ばけのかわ

H244A156B108

161-143-113-x-125-116

じゃれつく かげうち トリックルーム つるぎのまい

 

ポリゴン2しんかのきせき ひかえめ ダウンロード

H244C252B12

191-×-112-172-115-80

トライアタック 10まんボルト シャドーボール トリックルーム

 

ガオガエンガオガエンZ いじっぱり いかく

A252D4S252

170-183-110-x-111-112

DDラリアット けたぐり ニトロチャージ つるぎのまい

 

モロバレルきあいのタスキ ずぶとい さいせいりょく

H236B252D20

219-x-134-105-103-50

イカサマ キノコのほうし クリアスモッグ めざめるパワー炎

 

・感想と反省

前期から結局軸を変えられなかった点は自分の弱さだと感じた。しかし、環境を意識しながら新たにギミックを組み込んでみるなど、普段行わないことをしてみたことで少しいつもとは異なる気分で対戦に望めたことはよかったと思った。ただ、モロバレルの胞子やトリックルームを身代わりや挑発を絡めてすかされる場面が多く、環境を適切に捉えられていたとは言えない点が残念。

生活が変わってゲームに割く時間は格段に減ったが、今期もレートを2000まで上げられた点は嬉しかった。来期が7世代最終シーズンである可能性もあるため、もしそうであるならば悔いなく終えられるように準備したいと思う。

 

 

【S13シングル最高最終2010・S14シングル最高最終2000】リザYマンダビートダウン

備忘録程度にS13、14で使用した構築及び個体について記述しておこうと思います。

 

・使用構築

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・コンセプト

メガリザードンYを基調とした基本選出及びメガボーマンダギルガルドによる構築のパワーを維持した補完の形成を行うこと。

 

・使用個体及び略説

ボーマンダ

S13使用 

むじゃき@ボーマンダナイト

171-175-101-142-90-167

すてみタックル じしん だいもんじ りゅうのまい

S14使用

やんちゃ@ボーマンダナイト

170-205-100-131-90-152

技構成は同上

後述するメガリザードンYの裏メガとして、主にヒードランドヒドイデの絡む受けサイクルに対し選出することを目的とした。シーズンを挟んで型変更を行ったのはヌオーあたりを意識した。

 

 

ギルガルド

S13使用

のんき@じゃくてんほけん

167-71-220-72-171-72

シャドーボール キングシールド せいなるつるぎ かげうち

S14使用

ようき@ゴーストZ

135-102-170-×-171-123

シャドークロー かげうち せいなるつるぎ つるぎのまい

初めはヒードラングライオンを誘い殺すことを企図して弱保型で採用していたが、崩しの展開が受動的になることを嫌って最速剣舞型に変更した。HPを切ると受けだしが困難になり、立ち回りがシビアになるため結局しっくりこなかった。

 

ランドロス(霊獣)

S13使用

いじっぱり@カクトウZ

181-199-110-112-100-143

じしん がんせきふうじ ばかぢから つるぎのまい

S14使用

いじっぱり@きあいのタスキ

165-216-110-x-100-143

じしん がんせきふうじ つるぎのまい だいばくはつ

S13ではS12から継続してカクトウZ型を採用していたが、当初の目的であったポリゴン2の誘い殺しが成立しないケースが多かったため、安定行動で相手を崩せ、かつ後述するトリックルーム展開との相性も良いタスキ爆発型で採用した。2シーズン連続でステルスロックのないランドロスを採用していたことに加え、上記2枠では崩しの要素が乏しいと思われたため試験的につるぎのまいを持たせた。全く強くなかった。

 

ポリゴン2

ひかえめ@しんかのきせき ダウンロード

191-×-112-172-115-80

トライアタック 10まんボルト シャドーボール トリックルーム

初手に投げて1-1交換を取る、あるいはトリルを展開し裏のメガリザードンYにつなぐ。トライアタックで適当に殴っているだけで強かった。

 

ミミッキュ

いじっぱり@ミミッキュZ

161-143-113-x-125-116

じゃれつく かげうち トリックルーム つるぎのまい

2枚目に投げてトリックルームを展開する、あるいは3枚目に投げて詰めとして用いる。

S116のミミッキュにどうしても弱みを感じることが多かったが、他に切れる部分がないためそのまま使っていた。

 

リザードン

ひかえめ@リザードナイトY

185-x-113-156-106-125

かえんほうしゃ オーバーヒート ソーラービーム めざめるパワー氷

トリルエースとして運用する。S14はメガリザードンXが非常に多く、このポケモンを単純に通すことが困難であったように感じた。

 

・基本選出

ポリゴン2リザードンミミッキュ

ランドロスミミッキュリザードン

ランドロスボーマンダギルガルド

 

・結果

S13 TNカイト 最高・最終2010

S14 TNカイト 最高・最終2000

 

・感想と反省

USMにかけてずっと使用していたポリ2リザミミの基本選出が環境にそぐわなくなってきている、という感覚を抱えたまま対戦を続ける中でモチベーションを保つことが非常に困難に感じられた。閉塞的な環境の中でもなんとか変化を加えつつ上位を目指すプレイヤーが多くいる中で自分も大きくプレイスタイルを見直さなくては今後レート対戦を続けることに価値を見出せないのでは、と思った。

 

 

 

 

【S12シングル最高2073・最終2000】多段トリル軸ビートダウン

 

・使用構築

 

・コンセプト

ポリゴン2メガリザードンYミミッキュを軸にしたトリックルーム展開+表選出で崩せない構築に対しての補完。

 

・個別紹介

f:id:skyofend:20181106232614p:plain

技構成はこちらを参照した(無断転載なので問題があれば消します)。

tottuanpoke.hatenablog.com

この構築はヒードランバンギラスウツロイドが絡むようなサイクル構築や受けループがきついため、それらのサイクルを崩せるように採用した。

ヒードラン入りのサイクルによく組み込まれるポリゴン2ナットレイウツロイド入りのサイクルによく組み込まれるテッカグヤを崩すためのカクトウZ。特に前期苦しんだポリゴン2を誘い殺せる点を評価していた。ポリゴン2クチートのような並びに初手から投げて負荷をかけることも意識していた。

準速レヒレ抜きまで意識してSを138まで上げた個体を使用していたが最終日に当たったレヒレは軒並みSが高かったため潰されることが多く、厳しさを感じた。

2000に乗せるまでは活躍することが多かったため、採用自体は間違っていなかったのかな、という印象。

 

f:id:skyofend:20181107205619p:plain

前述のランドロスと相性のいいメガ枠として採用した。メインウェポンのアイアンヘッドヒードランに打つためのじしん、ボーマンダグライオンに打つためのれいとうパンチ、ヒートロトムに打て、後述のカプ・テテフシナジーのあるしねんのずつき。しねんの枠は岩技でもよかったかもしれない。意地グロスが多いと聞いていたため陽気最速で採用していた。

 

f:id:skyofend:20181107210533p:plain

 キノガッサ入りなどポリゴン2が出しづらい際の初手投げ要員とすること、トリル選出の幅を広げることを企図して採用した。エアームド入りやクチート入りに刺せるなど最終日まではそれなりに活躍していたが、最終日はそれらとマッチングすることは無く、メタグロスやナットドランなどの鋼しか引かなかったため腐ってしまった。要検討枠。

 

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前期までと変わらないので割愛。

 

・結果

TNカイト 最高2073・最終2000

 

・感想と反省

ヒトムグロスの増加、ボーマンダの岩技採用、バレルクレセゴーリの登場、展開カバマンダの減少などトリル展開に徹底的に向かい風な環境であったと感じた。

使い慣れているということ以外でこのトリル展開を使っている理由としては、展開カバマンダに比較的優位を取れるということがあるが、その利点が失われてしまったことでこの構築を使い続けることに疑問を抱きながらシーズンを戦うこととなり、モチベーションを保つことが難しかった。なおかつ最終日に当たった楓のカバマンダには普通に負けたため軸の見直しを図るべきだとは感じている。しかしこの構築を使わないとそもそもレートを上げられないため使うしかないというのが現状。

今期のコンセプトは役割破壊により数的有利を取る、というものであった。その一環としてカクトウZランドロスを採用した。他にも中盤までは色々と役割破壊が出来るポケモンを模索しており、本気でハイドロポンプボーマンダで今期は勝てると信じていた。ppまで増やした。今はボックスの肥やしとなっている。

 

 

 

【S11シングル最高2041・最終2009】多段トリル軸グッドスタッフ

こんにちは、カイトです。

S11で使用した構築の記事を簡潔にですが書こうと思います。

 

以下が使用した並びです。

 

・構築経緯

S10最終1位構築、およびそれを基に組まれた構築全般に優位を取れるだろうと考え、ポリゴン2ミミッキュメガリザードンYの3枠を軸としたトリックルーム展開を今期も採用し、この3枠の穴を埋める形で残りを決定した。

 

・個別紹介

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いつもの枠その1。大体の試合で初手に投げ、対面した相手の処理やトリックルームを展開して裏のリザードンが縛れる範囲を広げる(ゲッコウガボーマンダ、カプ・コケコあたり)役割を持つ。初手のゲッコウガに強いと思っていたが、終盤にかけ襷激流型は激減し身代わりミズZなどが増えていたため思ったほど刺さりが良くなかった。

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いつもの枠その2。トリルエースとして基本的には運用する。ミミッキュが鋼に薄い技範囲なのでいかにこのポケモンで鋼とその取り巻きに負担がかけられるかが重要。終盤にかけてヒードランヒートロトムが多く、またグロスの岩技採用が増えるなどマークがきつかったと感じた。

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いつもの枠その3。第2のトリル要因であり、トリル下のエースとしての運用も考えられるため呪いではなくつるぎのまいを採用している。トリックルームつるぎのまいと動くことで起点の回避を(ある程度)図ることができる。強かった。

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エアームドテッカグヤが絡む受け回しの並びを崩すために採用した。しかし、エアームド入りを崩すためにはエアームド後投げのターンにうちおとすを当てないといけないなど択を発生させるポケモンであり、扱いが難しかった。基本選出で勝つのが困難であるサンダー入りを崩せる点を評価していたが、中盤にかけて多かったサンダー入りに終盤は殆ど当たらなかった。最終日には選出機会がなく腐っていたため検討枠である。

 

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相手の初手カプ・テテフキノガッサが非常に重かったため採用。自分がやられて辛いためメガリザードンYに打てるがんせきふうじを採用した。終盤それなりにマッチングしたカプ・テテフカバルドンの並びに勝てるように草結び採用のむじゃき個体でもよかったと考えている。それなりに勝率には貢献していた印象。

 

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最後に入ってきた枠。ボーマンダナットレイヒードランのような並びやブラッキーボーマンダヒードランポリゴン2クチートのような並びに技が一貫し、基本選出で重いハッサムなどの鋼を選出段階で牽制するための2枚目の炎タイプである。がんせきふうじは基本選出で重いウルガモス意識での採用(カウンターで採用したかったが遺伝技だと知り個体調達が間に合わなかった)。今シーズンはこのポケモンが入って初めて2000を踏めたので採用自体は正解だったのかなと思っているが、技構成および調整には一考の余地があると思われる。

 

・選出パターン

ポリゴン2ミミッキュメガリザードンY

マンダ軸、グロス軸、積み展開などにはこの選出。

 

メタグロスポリゴン2ミミッキュ

初手のキノガッサカプ・テテフを重く見た選出。テテフ+カバの並びはグロスに投げられるゴツメカバにポリゴン2を後投げして崩していく。

 

バシャーモ@2

バシャが通る並び、バシャを投げなくてはならない並び(ナットドランなど)に対して。その場で試合展開を描く必要があるので難しい。

 

重いポケモンとしては、HDポリゴン2(マジで多かった)、瞑想コケコ(まあまあ多かった)、めっちゃ硬いガルド(ポリゴン2で崩せない)あたりが挙げられる。また、受けサイクル全般がきつく、グロスヒレヒトムミミッキュなどのトップメタの一角であるような構築も重かった。構築全般において崩し性能に乏しかったことが課題。

 

 

結果

TNカイト 最高2041・最終2004

TNIkisugiBaron 最高最終2009

 

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感想

S10終了直後はS10同様色んな構築に手を出そうと考えていました。しかし、真皇杯終了直後に公開されたゲコミミマンダの記事を見たときに、今シーズンはポリゴン2ミミッキュリザードンの基本選出を基調とした構築でいけると思い、この軸を詰めようと考えました。確かに序盤~中盤は通っていましたが、忙しくて潜れなかった間に環境が進み基本選出の通りが悪くなり、それに適応できないまま終盤を迎えてしまった印象です。環境読みもプレイングの一部だと思うのでそのあたりも気にしつつまた頑張ろうと思います。

 

 

【S10最高2082・最終1946/真皇杯本戦使用】壁展開コケコマンダ

こんにちは、カイトという者です。

S10及び真皇杯本戦で使用した構築の記事です。


・構築経緯

S10最序盤に嫁ポケ云々の話題があったため自分が一番好きなポケモンであるマリルリを採用して構築を組もうと考えました。

そこでぽけっとふぁんくしょんを眺めていると、コケコ始動の壁展開の中にマリルリが組み込まれた構築の記事が目にとまり、S9で壁展開が結果を出していたこともあり自分で使ってみようと思いました。

以下が使用した並びです。

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まず軸である壁コケコ+積みの形が取れるボーマンダウルガモスマリルリから構築を考え始めました。

始めは鋼の枠にギルガルドを採用していました。しかし自分の中で明確に役割を持たせられなかったためこの枠は変更が必要だと考えました。

試行錯誤しましたが最終的にコケコとタイプ上の相性が良く、コケコとランドロスが展開した際にがんせきふうじを連打して起点回避をされる展開を咎められ、コケコマリウルガマンダの4体までで厳しいアーゴヨン+メガギャラドスに技が一貫するという理由でボディーパージを持ったヒコウzテッカグヤを採用しました。

最後にステルスロックが撒け、少しでも壁展開に見えづらいように構築の見た目を整える意味でカバルドンを採用し、構築としました。

真皇杯本戦では選出率の低かったカバルドンテッカグヤミミッキュカビゴンに変更したものを使用しました。



・個別紹介

カプ・コケコ@ひかりのねんど おくびょう エレキメイカ

H172D84S252

しぜんのいかり リフレクター ちょうはつ ひかりのかべ

展開始動要員の駒です。無難に優秀でした。壁を貼りながら相手を削って裏の圏内に入れる動きができ、かつ挑発で相手の展開阻止もできる点が強みだったと思います。

相手にゲンガーがいると初手投げが安定しないことや初手リザードン対面やギルガルド対面でどちらの壁から貼るかという択(一応それぞれリフレクター、ひかりのかべと決めていた)、また攻撃技による起点阻止(がんせきふうじ、こごえるかぜなど)を克服できなかったことが反省点です。


ボーマンダ@ボーマンダナイト いじっぱり いかく

H164A68B4D12S252

おんがえし じしん はねやすめ りゅうのまい

エース枠その①。壁下できっちり展開できれば本来勝てないポリゴン2バンギラスに勝てるなどかなりポテンシャルの高いポケモンでした。ボーマンダのSラインの上昇に伴い準速での採用としました。じしんはメタグロス意識での採用です。元々使うのがかなり苦手なポケモンでしたが今回の構築ではかなり扱いやすいと感じました。(計算したら努力値が8余っているっぽいのでAに割くべきだったと思います)


ウルガモス@ウイのみ ひかえめ ほのおのからだ

H196B132C36D4S140

かえんほうしゃ めざめるパワー氷 ギガドレイン ちょうのまい

エース枠その②。本構築のエースであり、一番信用していた駒です。対応範囲が極めて広く、殆ど全試合選出していました。壁下であれば水タイプや岩技持ちとも打ち合えるので壁展開の積みの駒としては一番優秀だと考えています。

元々流用個体であるため壁展開に組み込むのであればもう少しBを削ってCに回し、HDベースのメガボーマンダをめざめるパワーで確実に落とせる調整を施す方が良かったというのは反省点として上げられます。また、終盤増加したヒコウzギャラドスに壁下でも止められることが問題でした。


マリルリ@ノーマルz いじっぱり ちからもち

H140A252S116(S10使用)

H124A252S132(真皇杯本戦使用)

アクアブレイク おんがえし アクアジェット はらだいこ

エース枠その③。使いたかったからという理由での採用でしたが、スタンパに対する通しの駒、受け構築に対する崩しの駒として非常に優秀でした。

またコケコとランドロスでの対面でがんせきふうじによる起点回避を行ってくる展開になりがちなのですが、このポケモンは上手くランドロスを起点に出来ることも評価しています。

メタグロスアーゴヨンで止まってしまうことが難点として挙げられ、またテテフ入りに投げづらいことも厳しかったです。しかしイージーウィン要素としてはこのポケモンが最も優秀であり、この構築の勝率に一番貢献したポケモンであると思っています。何よりかわいい。(真皇杯本戦でS実数値を85→87としたのはクゥリさんのブラッキー意識でした)


(S10使用)

カバルドン@バンジのみ しんちょう すなおこし

H252B4D252

じしん あくび ステルスロック ふきとばし

置物枠。一応ステルスロックを撒ける枠が欲しいと考えて採用していましたが本当に投げる機会がありませんでした。HDの半分回復実で採用した理由は、初手リザyとの対面でオーバーヒートを打たれた後もう一度行動できるように、という意図でした。カバルドンが入っていることで少しでも壁展開を相手の思考からそらすことが出来ていたならばそれだけで採用価値はあったと思います。


テッカグヤ@ヒコウz ひかえめ ビーストブースト

H4C252S252

かえんほうしゃ エアスラッシュ めざめるパワー氷 ボディーパージ

コケコに対してS操作技連打で起点回避をしてくる展開とアーゴヨン+メガギャラドスの並びを重く見て最終的に採用した駒です。最終日にビルドアップ+うちおとすの型のランドロスが多くいたため、めざめるパワー氷で誘い殺しを狙っていました。

しかし積み構築でありながら能動的にCを上げられないことが壁展開に合致しなかったため、最終的に勝率を落とした原因だと考えています。

他に検討した枠としては元々のテンプレであるギルガルド、がんせきふうじに後投げでき積んでいけるメガハッサムなどがあります。最後まで正解は分かりませんでした。


(真皇杯本戦使用)

ミミッキュ@ゴーストz ようき ばけのかわ

H4A252S252

シャドークロー のろい ちょうはつ みがわり

S10終了後、起点作成型のミミッキュを入れた構築が多く見られたこともありカバルドンと入れ換える形で採用しました。相手のカバルドンを誘って起点にできる形が優秀だと考えていました。本戦では一度選出しましたが初手で対面したジャローダの餌に終わりました。悲しかったです(小並感)。


カビゴン@マゴのみ いじっぱり くいしんぼう

H148A4B252D100S4

おんがえし じしん はらだいこ リサイクル

S操作技が痛くないこと、壁下でアーゴヨン+メガギャラドスの並びを相手取れること、瞬間的な勝率が求められる場ではイージーウィン要素が多い方が良いと考えていたことが採用理由です。調整は流用でありもっと良い調整があるため他の構築記事を参照して下さい。

結果コケコマリウルガマンダへの信頼が厚く本戦での選出機会はありませんでした。


・選出

カプ・コケコ+マリウルガマンダから2枠

基本的にこのパターンしかないです。どのポケモンが通るかを考えながら選出を行います。


・結果

 TNカイト 最高2082最終1946

真皇杯本戦 予選アーカラブロック2-5 6位

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・参考(いずれも無断転載なので問題があれば削除します)

http://kirichang.hatenablog.com/entry/2018/05/15/200002


http://pokeroller.blog.fc2.com/blog-entry-78.html?sp


http://y0302.hatenadiary.com/entry/2017/11/13/010104


・感想と反省

7世代では初めてしっかりと壁展開に取り組みましたが、日頃使っている構築とは異なり対応範囲が広く展開が分かりやすい点が魅力的な構築であると感じました。また、マリルリを軸に構築を組むというコンセプトは達成でき、マリルリで勝ちを重ねられたことは良かった点であると思います。

構築そのものの反省点としては以下が挙げられます。

・コケコの初手壁展開に失敗した場合、選出のパワーが著しく落ちること

・襷ミミッキュが多いシーズンであったため、ターンを稼がれること自体が負け筋となる壁展開において向かい風な環境であったこと

・コケコがしぜんのいかり1wであり遂行速度が遅いので壁ターンを稼がれること

・コケコに対しS操作技で起点回避を行なってくる展開に明確に回答を出せなかったこと

・構築自体が有名なため壁コケコを見破られやすく、想定した展開にならないこと

回答を持ち合わせている方がいらしたらdmやコメントで教えて下さい。

レートでも真皇杯本戦でも勝ち切ることが出来なかった点は非常に悔しいですが、今の自分が出せる全力で取り組むことができたとは思っているので悔いはないです。

当ブログではずっと変なトリパしか紹介できていませんでしたがなんとか新しい形を示せて良かったなあとは思います。

また来期以降もレートには潜るつもりなのでよろしくお願いします。




【S9シングル最高最終2102】零落貴族ランドロス展開 ver2.0

今期は前期と全く同じ並びを使用しました。

以下が使用した並びです。

行動ほしょうの持てる初手(襷ランドロスorHCポリゴン2)から展開し、ミミッキュリザードンで詰めていくというのが基本的な戦略です。基本選出で崩せない受けサイクル(バンギ入り、ドラン入り、ロイドカグヤなど)に対してはボーマンダカミツルギを投げます(勝てない)。

 

個別紹介

ボーマンダボーマンダナイト むじゃき いかく→スカイスキン

H4A156C92S252

171-175-101-142-90-167

すてみタックル じしん だいもんじ りゅうのまい

かなり無理をした枠です。前期の構築からの唯一の変更点でもあります(りゅうせいぐんりゅうのまい)。変更理由としてはりゅうせいぐんでは流行りの調整の意地HDメガボーマンダを落とせないのでミラーにおいて有用でないと感じたこと、ミミロップやスカーフウツロイドからの縛りを無理やりにでも解消したかったことが挙げられます。基本的にはバンギラスヒードラン、ロイドカグヤ、受けループに対して選出します。しかし+1地震バンギラスを落とせなかったり、テッカグヤに対しだいもんじが大した打点にならないなど、正直あまり機能はしていませんでした。エアームドと対面したらりゅうのまいだいもんじと入ることで裏に控えていることの多いゲンガーを縛りつつ戦うことができます。何より意表がつける。

 

霊獣ランドロスきあいのタスキ いじっぱり いかく

AS252H4

165-216-110-x-100-143

じしん がんせきふうじ ステルスロック だいばくはつ

使い始めてはや一年。もう大爆発は共通認識なのでアドを取れる技ではなく、ステロいかく要因として考えていました。語ることもないのでなぜ襷ランドロスに大爆発を入れるかについて書こうかと思います(読み飛ばしても問題ないです)。高火力で通りのいいノーマル打点であるというのは利点ですが、火力の押し付けと同時に起点回避を行うことが目的です。具体的には、起点づくりの慎重カバルドンに対しじしん→だいばくはつと入ることで実を発動させずに1-1交換を取ることができます。このような発想は一年以上前のものであり、現在は腕白HBDの起点作成カバルドンが登場していることもあるため、上記の発想のもとこの型のランドロスを採用することには無理があると考えています。使い慣れていることが最大の採用理由であることは否めません。

 

ポリゴン2しんかのきせき ひかえめ ダウンロード

H244C252B12

191-×-112-172-115-80

トライアタック 10まんボルト シャドーボール トリックルーム

本構築のMVP。初手からトリルを展開し試合展開を握る力だけでなく、全部の技に追加効果がある点も優秀でした。メガメタグロスの影に隠れていますがこのポケモンもなかなかの運勝ち製造要員でした。反省点としては、このポケモンで見ていたメガメタグロスが終盤にかけアームハンマーを持つようになり、アイへ→アムハンで処理されてしまうことが挙げられます。グロス軸に対する勝率を維持できなかったことは最後まで課題でした。

 

カミツルギ@ハガネz ようき ビーストブースト

H4A124B4D124S252

135-217-152-×-67-177

リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ 剣の舞

受け回し破壊要因。しかし6匹とも低速高耐久の受けサイクルは環境に存在せず、どのような構築であっても高速の潰し要因(メガゲンガーアーゴヨン、フェロ―チェなど)が入っており、このポケモン単独での崩しは困難であることが多かったです。

 

ミミッキュミミッキュz いじっぱり ばけのかわ

H244A156B108

161-143-113-x-125-116

じゃれつく かげうち トリックルーム 剣の舞

ずっと使っているトリルミミッキュ。大体の構築に投げていました。剣の舞は呪いと選択ですが、トリルを用いずに戦う場面もそれなりにあり、剣舞zによる崩しが必要な場面もあるので本構築では前者の採用となっています。しかし終盤オニゴーリがひっくり返るくらい多かったこと、分身バトンもそれなりにマッチングする機会があったことなどから呪いが欲しい場面もなくはなかったです。

 

リザードンリザードナイトY ひかえめ もうか→ひでり

H252B116C100D4S36(めざ氷個体)

185-x-113-156-106-125

 かえんほうしゃ オーバーヒート ソーラービーム めざめるパワー氷

 ずっと使っているHBリザードン。もはや相棒枠。グロスの岩技に気を付けながら今期は立ち回っていました。対オニゴーリでそれなりに勝率を出せたのはひとえにこのポケモンの自覚のおかげでした。

 

基本選出

ポリゴン2ミミッキュリザードン

一番パワーが出る選出。マンダ軸、グロス軸、ガルーラ軸、リザードン軸、積みリレーあたりにはこの選出でした。ゲッコウガを見た場合にはポリゴン2から入ることが多かったです。特にマンダ軸に対する勝率はよかったのですが、終盤一気に数を減らしたことでこの構築の勝率が下がった感はあります。グロス軸、ガルーラ軸はそれぞれ初手にグロスやガルーラが出てくることが多いですが、ポリ2でそれらに勝てるかといわれると微妙で、実際その二つの構築に対する勝率はそこまで良くなかったです。

 

ランドロスミミッキュリザードン

ステロが必要だと感じた際や、ヒートロトムキノガッサを見たら初手にランドロスを置いていました。というかこの2体に対しては初手ランドロスの爆発以外でどうしようもなかったです。ずっと使っている基本選出で思い入れがあり、2100に到達した試合でもこの選出でした。

 

ランドロスカミツルギボーマンダ

受け回しに対する選出。割と勝てません。

 

重い相手

リザードンでしか倒せない鋼+リザードン受けが成立するポケモン

例を挙げると、バンギラスorウツロイドテッカグヤラティアスクチートなどです。一番きつかったのはこの2つです。勝つことがほぼ不可能でした。

 

低速サイクル(主にドラン入り)+高速(カミツルギより速い)AT

例を挙げると、ポリ2ドラン+ゲンガーなどの並びです。カミツルギが安易に縛られてしまうため崩し切れないことが多かったです。

 

ガルーラスタン

ガルーラのsの多様化に伴い立ち回りが安定しませんでした。具体的には、初手ポリ2のトリックルームから展開しリザードンで縛ろうとした際、S4振り個体であればかえってトリル下で上を取られて負ける、といった試合展開が多発してしまいました。初手に工夫が必要だったと感じています。

 

結果

TNカイト 最高最終2102

TNIkisugiBaron 最高2090・最終1902

 

感想

久しぶりに2100まで行けて安心しました。この軸もまだやれるとは感じました。s10以降は2100から勝つことを目標にまた頑張ろうと思います。s9お疲れ様でした。