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有象無象のひとりごと

【S10最高2082・最終1946/真皇杯本戦使用】壁展開コケコマンダ

こんにちは、カイトという者です。

S10及び真皇杯本戦で使用した構築の記事です。


・構築経緯

S10最序盤に嫁ポケ云々の話題があったため自分が一番好きなポケモンであるマリルリを採用して構築を組もうと考えました。

そこでぽけっとふぁんくしょんを眺めていると、コケコ始動の壁展開の中にマリルリが組み込まれた構築の記事が目にとまり、S9で壁展開が結果を出していたこともあり自分で使ってみようと思いました。

以下が使用した並びです。

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まず軸である壁コケコ+積みの形が取れるボーマンダウルガモスマリルリから構築を考え始めました。

始めは鋼の枠にギルガルドを採用していました。しかし自分の中で明確に役割を持たせられなかったためこの枠は変更が必要だと考えました。

試行錯誤しましたが最終的にコケコとタイプ上の相性が良く、コケコとランドロスが展開した際にがんせきふうじを連打して起点回避をされる展開を咎められ、コケコマリウルガマンダの4体までで厳しいアーゴヨン+メガギャラドスに技が一貫するという理由でボディーパージを持ったヒコウzテッカグヤを採用しました。

最後にステルスロックが撒け、少しでも壁展開に見えづらいように構築の見た目を整える意味でカバルドンを採用し、構築としました。

真皇杯本戦では選出率の低かったカバルドンテッカグヤミミッキュカビゴンに変更したものを使用しました。



・個別紹介

カプ・コケコ@ひかりのねんど おくびょう エレキメイカ

H172D84S252

しぜんのいかり リフレクター ちょうはつ ひかりのかべ

展開始動要員の駒です。無難に優秀でした。壁を貼りながら相手を削って裏の圏内に入れる動きができ、かつ挑発で相手の展開阻止もできる点が強みだったと思います。

相手にゲンガーがいると初手投げが安定しないことや初手リザードン対面やギルガルド対面でどちらの壁から貼るかという択(一応それぞれリフレクター、ひかりのかべと決めていた)、また攻撃技による起点阻止(がんせきふうじ、こごえるかぜなど)を克服できなかったことが反省点です。


ボーマンダ@ボーマンダナイト いじっぱり いかく

H164A68B4D12S252

おんがえし じしん はねやすめ りゅうのまい

エース枠その①。壁下できっちり展開できれば本来勝てないポリゴン2バンギラスに勝てるなどかなりポテンシャルの高いポケモンでした。ボーマンダのSラインの上昇に伴い準速での採用としました。じしんはメタグロス意識での採用です。元々使うのがかなり苦手なポケモンでしたが今回の構築ではかなり扱いやすいと感じました。(計算したら努力値が8余っているっぽいのでAに割くべきだったと思います)


ウルガモス@ウイのみ ひかえめ ほのおのからだ

H196B132C36D4S140

かえんほうしゃ めざめるパワー氷 ギガドレイン ちょうのまい

エース枠その②。本構築のエースであり、一番信用していた駒です。対応範囲が極めて広く、殆ど全試合選出していました。壁下であれば水タイプや岩技持ちとも打ち合えるので壁展開の積みの駒としては一番優秀だと考えています。

元々流用個体であるため壁展開に組み込むのであればもう少しBを削ってCに回し、HDベースのメガボーマンダをめざめるパワーで確実に落とせる調整を施す方が良かったというのは反省点として上げられます。また、終盤増加したヒコウzギャラドスに壁下でも止められることが問題でした。


マリルリ@ノーマルz いじっぱり ちからもち

H140A252S116(S10使用)

H124A252S132(真皇杯本戦使用)

アクアブレイク おんがえし アクアジェット はらだいこ

エース枠その③。使いたかったからという理由での採用でしたが、スタンパに対する通しの駒、受け構築に対する崩しの駒として非常に優秀でした。

またコケコとランドロスでの対面でがんせきふうじによる起点回避を行ってくる展開になりがちなのですが、このポケモンは上手くランドロスを起点に出来ることも評価しています。

メタグロスアーゴヨンで止まってしまうことが難点として挙げられ、またテテフ入りに投げづらいことも厳しかったです。しかしイージーウィン要素としてはこのポケモンが最も優秀であり、この構築の勝率に一番貢献したポケモンであると思っています。何よりかわいい。(真皇杯本戦でS実数値を85→87としたのはクゥリさんのブラッキー意識でした)


(S10使用)

カバルドン@バンジのみ しんちょう すなおこし

H252B4D252

じしん あくび ステルスロック ふきとばし

置物枠。一応ステルスロックを撒ける枠が欲しいと考えて採用していましたが本当に投げる機会がありませんでした。HDの半分回復実で採用した理由は、初手リザyとの対面でオーバーヒートを打たれた後もう一度行動できるように、という意図でした。カバルドンが入っていることで少しでも壁展開を相手の思考からそらすことが出来ていたならばそれだけで採用価値はあったと思います。


テッカグヤ@ヒコウz ひかえめ ビーストブースト

H4C252S252

かえんほうしゃ エアスラッシュ めざめるパワー氷 ボディーパージ

コケコに対してS操作技連打で起点回避をしてくる展開とアーゴヨン+メガギャラドスの並びを重く見て最終的に採用した駒です。最終日にビルドアップ+うちおとすの型のランドロスが多くいたため、めざめるパワー氷で誘い殺しを狙っていました。

しかし積み構築でありながら能動的にCを上げられないことが壁展開に合致しなかったため、最終的に勝率を落とした原因だと考えています。

他に検討した枠としては元々のテンプレであるギルガルド、がんせきふうじに後投げでき積んでいけるメガハッサムなどがあります。最後まで正解は分かりませんでした。


(真皇杯本戦使用)

ミミッキュ@ゴーストz ようき ばけのかわ

H4A252S252

シャドークロー のろい ちょうはつ みがわり

S10終了後、起点作成型のミミッキュを入れた構築が多く見られたこともありカバルドンと入れ換える形で採用しました。相手のカバルドンを誘って起点にできる形が優秀だと考えていました。本戦では一度選出しましたが初手で対面したジャローダの餌に終わりました。悲しかったです(小並感)。


カビゴン@マゴのみ いじっぱり くいしんぼう

H148A4B252D100S4

おんがえし じしん はらだいこ リサイクル

S操作技が痛くないこと、壁下でアーゴヨン+メガギャラドスの並びを相手取れること、瞬間的な勝率が求められる場ではイージーウィン要素が多い方が良いと考えていたことが採用理由です。調整は流用でありもっと良い調整があるため他の構築記事を参照して下さい。

結果コケコマリウルガマンダへの信頼が厚く本戦での選出機会はありませんでした。


・選出

カプ・コケコ+マリウルガマンダから2枠

基本的にこのパターンしかないです。どのポケモンが通るかを考えながら選出を行います。


・結果

 TNカイト 最高2082最終1946

真皇杯本戦 予選アーカラブロック2-5 6位

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・参考(いずれも無断転載なので問題があれば削除します)

http://kirichang.hatenablog.com/entry/2018/05/15/200002


http://pokeroller.blog.fc2.com/blog-entry-78.html?sp


http://y0302.hatenadiary.com/entry/2017/11/13/010104


・感想と反省

7世代では初めてしっかりと壁展開に取り組みましたが、日頃使っている構築とは異なり対応範囲が広く展開が分かりやすい点が魅力的な構築であると感じました。また、マリルリを軸に構築を組むというコンセプトは達成でき、マリルリで勝ちを重ねられたことは良かった点であると思います。

構築そのものの反省点としては以下が挙げられます。

・コケコの初手壁展開に失敗した場合、選出のパワーが著しく落ちること

・襷ミミッキュが多いシーズンであったため、ターンを稼がれること自体が負け筋となる壁展開において向かい風な環境であったこと

・コケコがしぜんのいかり1wであり遂行速度が遅いので壁ターンを稼がれること

・コケコに対しS操作技で起点回避を行なってくる展開に明確に回答を出せなかったこと

・構築自体が有名なため壁コケコを見破られやすく、想定した展開にならないこと

回答を持ち合わせている方がいらしたらdmやコメントで教えて下さい。

レートでも真皇杯本戦でも勝ち切ることが出来なかった点は非常に悔しいですが、今の自分が出せる全力で取り組むことができたとは思っているので悔いはないです。

当ブログではずっと変なトリパしか紹介できていませんでしたがなんとか新しい形を示せて良かったなあとは思います。

また来期以降もレートには潜るつもりなのでよろしくお願いします。