【S11シングル最高2041・最終2009】多段トリル軸グッドスタッフ
こんにちは、カイトです。
S11で使用した構築の記事を簡潔にですが書こうと思います。
以下が使用した並びです。
・構築経緯
S10最終1位構築、およびそれを基に組まれた構築全般に優位を取れるだろうと考え、ポリゴン2+ミミッキュ+メガリザードンYの3枠を軸としたトリックルーム展開を今期も採用し、この3枠の穴を埋める形で残りを決定した。
・個別紹介
いつもの枠その1。大体の試合で初手に投げ、対面した相手の処理やトリックルームを展開して裏のリザードンが縛れる範囲を広げる(ゲッコウガ、ボーマンダ、カプ・コケコあたり)役割を持つ。初手のゲッコウガに強いと思っていたが、終盤にかけ襷激流型は激減し身代わりミズZなどが増えていたため思ったほど刺さりが良くなかった。
いつもの枠その2。トリルエースとして基本的には運用する。ミミッキュが鋼に薄い技範囲なのでいかにこのポケモンで鋼とその取り巻きに負担がかけられるかが重要。終盤にかけてヒードランやヒートロトムが多く、またグロスの岩技採用が増えるなどマークがきつかったと感じた。
いつもの枠その3。第2のトリル要因であり、トリル下のエースとしての運用も考えられるため呪いではなくつるぎのまいを採用している。トリックルーム→つるぎのまいと動くことで起点の回避を(ある程度)図ることができる。強かった。
エアームドやテッカグヤが絡む受け回しの並びを崩すために採用した。しかし、エアームド入りを崩すためにはエアームド後投げのターンにうちおとすを当てないといけないなど択を発生させるポケモンであり、扱いが難しかった。基本選出で勝つのが困難であるサンダー入りを崩せる点を評価していたが、中盤にかけて多かったサンダー入りに終盤は殆ど当たらなかった。最終日には選出機会がなく腐っていたため検討枠である。
相手の初手カプ・テテフやキノガッサが非常に重かったため採用。自分がやられて辛いためメガリザードンYに打てるがんせきふうじを採用した。終盤それなりにマッチングしたカプ・テテフ+カバルドンの並びに勝てるように草結び採用のむじゃき個体でもよかったと考えている。それなりに勝率には貢献していた印象。
最後に入ってきた枠。ボーマンダ+ナットレイ+ヒードランのような並びやブラッキー+ボーマンダ+ヒードラン、ポリゴン2+クチートのような並びに技が一貫し、基本選出で重いハッサムなどの鋼を選出段階で牽制するための2枚目の炎タイプである。がんせきふうじは基本選出で重いウルガモス意識での採用(カウンターで採用したかったが遺伝技だと知り個体調達が間に合わなかった)。今シーズンはこのポケモンが入って初めて2000を踏めたので採用自体は正解だったのかなと思っているが、技構成および調整には一考の余地があると思われる。
・選出パターン
マンダ軸、グロス軸、積み展開などにはこの選出。
初手のキノガッサ、カプ・テテフを重く見た選出。テテフ+カバの並びはグロスに投げられるゴツメカバにポリゴン2を後投げして崩していく。
バシャーモ@2
バシャが通る並び、バシャを投げなくてはならない並び(ナットドランなど)に対して。その場で試合展開を描く必要があるので難しい。
重いポケモンとしては、HDポリゴン2(マジで多かった)、瞑想コケコ(まあまあ多かった)、めっちゃ硬いガルド(ポリゴン2で崩せない)あたりが挙げられる。また、受けサイクル全般がきつく、グロスレヒレヒトムミミッキュなどのトップメタの一角であるような構築も重かった。構築全般において崩し性能に乏しかったことが課題。
結果
TNカイト 最高2041・最終2004
TNIkisugiBaron 最高最終2009
感想
S10終了直後はS10同様色んな構築に手を出そうと考えていました。しかし、真皇杯終了直後に公開されたゲコミミマンダの記事を見たときに、今シーズンはポリゴン2+ミミッキュ+リザードンの基本選出を基調とした構築でいけると思い、この軸を詰めようと考えました。確かに序盤~中盤は通っていましたが、忙しくて潜れなかった間に環境が進み基本選出の通りが悪くなり、それに適応できないまま終盤を迎えてしまった印象です。環境読みもプレイングの一部だと思うのでそのあたりも気にしつつまた頑張ろうと思います。